作品紹介「誰が深淵を覗いたか?」
今回はオンデマンドにてご依頼いただきました、megu様の作品をご紹介します。

<表紙>OKプリンス上質_180K/マットPP
<箔>LUMAFIN(ピンク)
<本文>淡クリームキンマリ_90K
<遊び紙>エウダイモニア_カルブンクルス_77K
街中のコンクリートを思わせる装丁のベース地。
その中心にある空間には、一体何が潜んでいるのでしょうか。
装丁デザイナー:やまなし様

湧き出るようなインクを演出する箔は「LUMAFIN(ピンク)」。
ピンクという色名ではありますが、ベースはどちらかといえば赤みがかった紫に近いかもしれません。
LUMAFINシリーズは透明感を持つカラー箔で、印刷面に箔押しすると写真のように、下地の色と混ざり合わせることも可能です。
こちらの特性を巧みに生かしたデザインが、妖しさの中に、ほのかな彩りの魅力を引き立てているように感じます。
また、LUMAFINの箔は透明感にプラスして、光の加減で独特な艶感も生まれます。
見る角度によって色味の深さや反射にも変化があり、しばらく手にして、見つめていたくなる装丁となっています。

装丁のベースとなっている用紙は「OKプリンス上質」で、こちらは落ち着きある色味をお求めの方におすすめです。
マットな用紙の質感と相まって、タイトルは煤けた大地へと滲んでいくような、奥深い雰囲気を生み出しています。
箔の扱い方だけでなく、全体のレイアウトも魅力的なデザインとなっていますね。
表紙を捲れば、遊び紙の「エウダイモニア_カルブンクルス」が。
読者を「深淵」へと誘うような、深い黒と紅が混じる色味に胸が高鳴ります。